黒澤明監督 『夢』
黒澤明監督の映画「夢」を買ってきました。
10年以上前、この映画が初めてテレビ放映された時、そのころ、毎週欠かさず土曜日はテレビで映画を見ていました(土曜洋画劇場だったかな)が、色使いの鮮やかさ、音のあわせかた美しさに非常に感動した覚えがあります。
内容は、長編の巨匠としては珍しく、8話構成の短編オムニバス版。
黒澤明監督自身が見た夢を映画に撮り上げたもの。
当時は思わなかったが、自然環境、地球環境へのメッセージが含まれているような気がします。15年前に環境についてうったえていたなんて、やはり巨匠の目はすごいですね。
娯楽性の薄い映画なのでけして楽しい映画でありません。
2話目のひな祭りの夢、主演の伊崎充則がまだ子供の頃なのだが、この映画の彼の表情や演技はほんとにすごい。彼一人しかスクリーンに映らない時間がとても多いのだが、それでいてセリフもないところも多く、しぐさや顔の表情だけで表現している。何かで読んだことがあるが、巨匠もこの時の彼を絶賛したそうである。
黒澤明監督、スピルバーグ提供 『夢』。 面白くはけっしてないですが、凄いです。
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