クリスマスとキリストの関係
クリスマスはキリストの誕生日とよく言われますが、どうやらまったく違うようですよ。
キリスト誕生の絵画を一度はご覧になられたことがあると思いますが、雪が書いてある絵はないですよね。それもそのはず、キリストの生誕地ベツレヘムはイスラエルですからまったく雪も降りません。なのになぜなんでしょうね。あちこちでいろいろ調べてみましたので、私なりに研究発表してみます。(おおげさですね(^_^;))
クリスマスはもともと冬至のお祭りからきたもののようです。
日本にも元々「冬至祭」というものが各地にあり、ご馳走を振舞ったりする行事があったようです。つまり、もともとご馳走をプレゼントする風習が日本にもあったようですね。
冬至とは南の空を太陽が一年で一番低く通りますよね。逆に夏至の太陽は一番高いところを通ります。
これを紀元前の古代文明のときにはわかっていたようですが、ただ、どうしてそうなるのかはわかっていなく、太陽を生き物にたとえて、どんどん夏至に向けて高くなっていく太陽の様子を元気になって成長する姿、逆にこの冬至に向けて低くなっていくのを衰えていく姿に考えたようです。
そして、冬至は太陽がこれから高くなっていくことから、太陽が生まれ変わって成長していく日と考えられていました。
太陽は、古代の占星術においても世界一の神。
そのことから、キリスト教でもイエスが生れた日と置き換えられたのではないかと思います。
では、イエスの生れた日はいつなのか。
諸説あります。聖書の中では、私の誕生日10月1日もそのひとつのようです。(^^ゞ
それを研究した天文学者がいます。
なぜ天文学者か。それは、聖書の記述上、生れた日を特定するものは『ベツレヘムの星』しかないからです。
その記述は・・・
『東方の博士たちがエルサレムに来てこう言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私達は,東のほうでその方の星を見たので,拝みにまいりました。」・・・(中略)・・・すると見よ,東方で見た星が彼らを先導し,ついに幼子のおられる所まで進んでいき,その上にとどまった。 』
とあります。
このことから、イエスの誕生時に、エルサレムの東方の地から見て、西(エルサレム側)の空にベツレヘムの星が現れたことになります。
その星を天文学的に解明すると科学的にイエスの誕生日がわかるというわけです。
その天文学者が発表したのは、惑星会合説。普段でも明るい木星と土星がユダヤの民をあらわすうお座で重なり合って強い光を放ったと思われる紀元前7年9月15日。当時重んじられていた占星術からも有力説のようです。
他に彗星説もあります。イエス誕生の絵画にも時々彗星が描かれているものがあります。
有力なのは紀元前12年に現れたハレー彗星と、紀元前5年に現れた大彗星。ただ彗星は急に現れたというより通常じわじわ明るくなってくる感じになるため、日にちの特定は難しいと思います。
超新星説。超新星とは星が一生を終え大爆発をする現象です。星が突然明るく輝く現象で昼間でも見えるくらい輝くものもあります。有力っぽいですが、残念ながら当時それらしきものが現れた記録がないのです。
最近有力候補に挙がった木星食説。ほとんど新月に近い状態の月に木星が隠れた状態で日没し、その後月から現れた現象が紀元前6年3月20日にあったようです
シュミレーションムービー
これならば突然星が光り輝くように見えるので、もしかして・・・
ちなみに、クリスマスツリーの一番上に飾る星、それがそのベツレヘムの星なんですよ。
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コメント
★:゚*☆※>o('ー'*)>o Merry*Christmas o<(*'ー')o<※☆:゚*★
クリスマス・・・深く考えずに 楽しんで今年も 過ぎていきます・・・^^;
以前教えていただいた サンタクロースのライブ中継、今年も息子と 覗き見して 楽しみました^^
投稿: tama | 2006/12/25 15:10
れおんさん♪
遅くなってしまいました(笑)
メリークリスマス☆彡
楽しい時間を過ごされましたか~
ゆっくり読ませて下さいませ~
なるほど・・またひとつ学ばせて頂けて
嬉しいです~^-^
投稿: ミルキーウェイ | 2006/12/25 23:28
tamaさんこんにちは!
楽しめる!これがクリスマスマジックですね!
なんだか楽しくなる!
ホント!
ミルキーウェイさんこんにちは!
約束どおり何とかクリスマスまでに発表できました(^^ゞ
追記ですが、もちろん聖書の記載事項にのっとっての考えです。
投稿: れおん | 2006/12/29 20:13